PCなどの機器を大量にセットアップする(または、してもらう)際に、「設定手順書」というものを作成します。
自社のメンバーが作業する場合は、簡単な手順書でも何とかなるのですが、お客様や協力企業に作業をお願いする場合は、それなりの品質の手順書が必要となります。
「それなりの品質」というのは、手順書の場合はイコール「図解」でして、手間がかかれば掛かるほど、画面キャプチャーが増えていく傾向にあります。
※昔作ったPC設定手順書は、「マスター編」「複製編」「現地編」の3分冊で、それぞれ
150ページ位になったことがあります。
手順書を何度か作成された方はお分かりになると思いますが、[PrtSc](プリント・スクリーン)ボタンでキャプチャーしたくてもできない画面というのがいくつかあるんですね。
例えば以下のようなものがあります。
・DOSブートのバックアップツール(DriveImage,GHOSTなど)の画面
・BIOSの画面
・工場出荷状態からセットアップしている最中の画面
・Windowsのログオン画面 など。
最近はVirtual PC,VMWareなどの仮想化ツールを使用した仮想マシン環境で画面取得するケースが増えていますが、BIOSやGHOSTの画面などはハードウェアに依存するため、そうはいきません。たいていの場合は画面キャプチャーを諦めてテキストのみで記載するか、デジカメで液晶画面を撮影する方法で回避しているようです。
※デジカメでCRT画面を撮影した場合、たいてい撮影者の「顔」が手順書に登場することも。
実は、そのような場合でもVGA画面をビットマップに起こすことが可能なのです!
・リモートコンソール機能のあるコンソール切替機を探す
IP伝送に対応したコンソール切替機では、Webインタフェースでコンソール操作ができる機種があります。そこで、画面を取得したいPCをコンソール切替機に接続し、Webインタフェースからリモート操作し、Webインタフェースごと画面キャプチャーすればよいのです。
でも、Webで操作できるコンソール切替機って高価なんですよね。
サーバメーカーの純正品で50万以上、サードパーティ製品でも30万以上するようですから、手順書を作るためだけの目的でそんな金額出せるはずがありません。
そういう方のために、おもしろい機械があります。
・リモートアクセス機器を購入する
VGA/KBD/Mouse端子に接続することで、遠隔地にあるサーバをIPでリモート操作することができる機器が市販されています。
例えばこんな機器です。
ラリタンコンピュータ製 Dominion KX2-101 オープン価格(推定小売価格:約12万円)
これらの機器も、操作はWebインタフェースであることが多いため、先ほどのコンソール切替機の場合と同様、Webインタフェースごと画面キャプチャーしてしまえばいいわけです。
価格も、ディスカウントが入ればぎりぎり10万円を切るかどうか。これなら所属長決裁で購入出来るかもしれません。
※この記事に使用している画面は、ラリタンコンピュータ社の「LARA Eco」(2007年2月販売終了)を使ったものです。
[2008/05/09更新]Dominion KX101の販売終了に伴い、製品名を後継機種に修正しました。